うたカフェ ハニービー

    飲食店

    登米市に新たな風を吹かせ続けている飲食店が登米市迫町佐沼中江にあります。
    「飲食店の取材」という意識でお伺いしましたが、お話を聞いている内に飲食店として伝えるための文章を書いても、このお店の魅力を伝えることはできないと感じました。

    そのお店の名前は「うたカフェ ハニービー」。

    以前は中田町浅水に店舗があり、ご存知の方も多いと思いますが5年程前に中江に移転。
    このお店が多くのお客様に支持される理由を探ってみました。

    うたカフェ ハニービーとはどんなお店?

    登米市迫町佐沼字中江4丁目8-8三京ビル1F B-1号室で、女性が1人でも安心して気軽に飲みに来ることのできるお店を構えています。

    店内は落ち着きのあるバーの様な印象で、お客様の年齢層をお聞きすると「20代~70代くらいまで幅広いお客様に支えていただいているお店で、20代の女性のお客様も多いですよ」と予想外の回答をいただきました。

    私が取材にお伺いしたのは火曜日のお昼頃で、ランチ営業をしている日でした。
    店内にはすでに1人お客様がいらっしゃって、その後、1人また1人と次々にお客様が来店されていました。

    見たところ、待ち合わせしてきた感じではないようでしたが、お客様同士が談笑しており、不思議な感覚。
    ですが、その謎はすぐに解けました。

    ハニービーさんはご夫婦で経営されており、「1人で来店されても、グループで来店されても、絶対に孤立させないんです。お店に来てもらったら、楽しんでもらいたいじゃないですか」と。

    その言葉に偽りがないのは、私が取材のためにお店に入ったときから感じていました。
    お客様の接客をしながらも、取材準備をしている私に色々と気づかいをして下さり、しかもそれが自然で、「気をつかわれている感」を全く感じなかったんです。

    初対面で会話をしていると、「どれくらい心の距離があるのか」ってお互いが感じ合っていると思うのですが、これがまた、近すぎず、遠すぎず絶妙なんですよね。「これがプロのコミュニケーション能力か!!」と脱帽でした。

    また、オーナーさんご夫婦の作り出す雰囲気や空気感のおかげか、お客さん同士もお互いに話しかけたり、誰もが安心して過ごせる空間づくりを自然としているようでした。

    うたカフェ ハニービーはどれくらいで遊べる?

    ハニービーさんには、他にもメニューがありますが、まずはこれを紹介させてください。

    カラオケ歌い放題、飲み放題、時間無制限で男性は4,000円、女性は3,000円。

    営業時間が、20時から24時までの4時間で、この値段は安すぎませんか…。

    若いお客様も金額が明確であれば、お財布を心配せずに来店できるので、これはとても助かりますね。

    なぜ、女性1人でも安心して気軽に来店できる店を作ろうとしたのか?

    ハニービーのママさんは、登米市で生まれ育ったそうですが、10代で東京へ出て、20年以上の東京生活を経て地元に戻ってきたそうです。

    その際に、「飲み屋さんはたくさんあるけれど、女性1人で気軽に飲みに行けて、他のお客さんに変に絡まれたりせず、安心して飲みに行けるような場所が欲しい」と思ったことが開店のきっかけになったそうです。

    実際、私が取材でお邪魔した際にも女性のお客様が1人でいらして昼食を食べていましたが、ママさんもパパさんも自然に話しかけていて、目指しているお店作りの姿を明確に感じ取ることができました。

    登米市に新しい風を吹かせる とは?

    ハニービーさん自身も、女性が安心して気軽に行くことのできるお店を創ることで新しい風を吹かせていますが、その他にも、頑張っている人の発表の場所を創りだしたり、文化面での取組みも活発になさっていました。

    「新しい風を吹かせる」

    口で言ったり、文字で書いたりすることは簡単ですが、これを実現させることの大変さは、地方で生きる読者の皆様は痛感していることと思います。

    ですが、ハニービーのママさん・パパさんは、頑張っている人の活躍の舞台を創りだすことで、いくつもの新しい風を吹かせることに成功しています。

    例えば、別の業界で正社員として働いている青年が無類の珈琲好きで、将来的には珈琲に関わる仕事がしたいとお店で話しているのを聞いたそうです。

    そこで、都合のつく時間にお店でアルバイトとして珈琲を提供する機会を創りだしたところ、多くのお客様に応援されるようになったそうです。自信をつけた青年は仙台で開催された珈琲の大会に出場し、喫茶店のマスターなど現役の方々をおさえて優勝をするなど、実績を積み、日本中から珈琲イベントに呼ばれる存在になっているのだとか。

    他にも、ラッパーの青年やダンサーのお姉さん、古着屋をしたい青年など、さまざまな分野で頑張っている人を応援しているそうで、そんな話を聞くと、「ここは夢を語り、実現させる場所なんだな」と感じました。

    「飲食店」という業態ですが、飲食店としての枠組みで紹介してしまうと、本質的な魅力をお届けできないなと感じ、このような形でのご紹介をさせていただきました。

    営業時間、アクセス、駐車場情報

    営業時間は20:00~24:00
    火曜日は、11:30~14:00でランチ営業もしています。

    定休日は日曜ですが、ご予約があればお店を開けることができますのでご相談ください。
    (パパさんと電話番号の交換をするくらいの関係性ができてから!)

    駐車場はないので、ご来店の際はご注意ください。

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